取付說明例
初期トルク特性
電磁クラッチ・ブレーキ使用初期取り付けによってトルク状態は違います。摩擦面が十分になじんでいないため、定格トルクに達しないことがあります。このような場合は初期状態といいます。初期トルクの値は定格トルクの50%~70%になります。軽負荷や低回転速度で慣らし運転をしてから定格トルクに達しします。この場合は、摩擦面の外周温度が80℃以上にならないようにご注意ください。
取り付け注意事項
軸 :軸の公差は、h6級または、js6(JIS B 0401)としてください。
取り付け :ブレーキを取り付ける際は、アーマチュアと軸が接触しないよう十分な隙間を確保してください。
環境: 当ブレーキは乾式タイプです。摩擦面に油分、水分などが入らないように注意してください。ライニング部に油分、水分が付着するとトルク低下の原因になります。もし、油分、水分が付着する場所で使用する場合は、防塵カバー等の保護構造をご検討ください。
隙間調整:ABS・ABNは、基本的に隙間調整は不要です。出荷時に規定の隙間に調整済みです。しかし、長時間のご使用で、ブレーキの応答時間等に変化が起こった場合は、 隙間調整ネジを回して調整してください。
トルク調整:ABS・ABNはトルク調整が可能です。トルク調整リングを回してトルク調整してください。