取付說明例
使用注意事項
クラッチ本体
当クラッチは、軟質の材料を使用しているため、叩いたり、落としたりしないでください。無理な力が加わると、破損の原因になります。また、ベアリングを保護するため、叩かないでください。
保護素子(サージポロテクター)
直流側でスイッチを切った時、逆起電圧(バックサージ)を発生しますので、コイルの絶縁劣化やスイッチ接点の劣化、焼損を生じ、また周辺機器に悪影響を与えることがあります。適切な保護素子をコイルと並列に接続し、放電回路を構成することが必要です。
供給電圧
電磁クラッチは、励磁電圧によってトルクが変動しますので、±5%以内の電圧を供給してください。また、電源電圧が規定通りであっても配線の引回しが長過ぎる場合、線路抵抗により電圧が降下しますから、電圧の確認は通電時リード線の端子部分で行ってください。リード線の部分は過度に引っ張ったり、直角に曲げたりしてはいけません。
突合せ軸取付け
当クラッチは通し軸での方式ですが、突合せ軸に使用する場合は、ベアリングで心出ししてください。また、二軸の心出と直線度にご注意ください。
歯先連結
静止連結での使用の場合、歯が噛み合わずに歯先が吸引し合う時があり、この状態で回転させると、加速トルクが大き過ぎると歯が噛み合わずスリップすることがあります。このため、モータを特殊に起動して加速トルクを抑えるか、クラッチの容量をモータ起動トルク以上にするかのどちらかにするようにしてください。また、回転速度が低い時に連結してください。連結許容回転速度に関して、仕様規格表を参考ください。